『ジョフウ』感想|「性って必要?」って、誰かに聞いてほしかっただけかもしれない

編集部日記

正直、「地上波でこれ、やってくれるんだ…!」って
『ジョフウ』のテーマはズバリ「女性に××××って必要ですか?」。
最初はちょっとドキッとしたけど、観てみたら思ってたよりずっと丁寧で、リアルで、優しかった。

登場する女性たちは、別に“特別な人”じゃない。
恋愛がうまくいかないとか、夫婦関係が冷めてるとか、ひとりの夜が寂しいとか――そういう、私たちが日常でふと感じる“もやっ”とした気持ちを、それぞれが抱えてた。

印象に残ったのは、ある登場人物のひとこと。

「必要かどうかより、そういう気持ちがあるってことを、ちゃんと認めたかったんだよね。」

なんか…泣きそうになった。
「したい」って言ったら変なのかな、「癒されたい」って口に出すの恥ずかしいかな、って、どこかで無意識にブレーキかけてた。
でもほんとは、誰だって“求めること”を否定されたくないんだよね。

最近、女風とかセルフプレジャーとか、ちょっとずつオープンになってきてる気がする。
誰にも言えなかった“性”のことを、ひとりで抱え込まなくてもいい空気。
そういうムードが、ドラマを通して少しずつ広がっていくのが、すごく嬉しい。

「観てよかったなぁ」って、心から思えた作品。
誰かの背中を、ちょっとだけ押してくれるドラマだったと思う。

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